グローブとミット、何が違うの?
結論から言うと、ポジションによって使う道具が変わる。グローブとミットは見た目も形もまったく別物だ。
| 道具 | 使うポジション | 特徴 |
|---|---|---|
| グローブ | 内野手・外野手・投手 | 指が5本に分かれている。ポジションで形が変わる |
| キャッチャーミット | 捕手(キャッチャー) | 丸くて深い形。速球を受け止めるために進化した形状。サイズは32〜33インチ(約81〜84cm)が一般的 |
| ファーストミット | 一塁手(ファースト) | 縦長で送球を受けやすい。グローブより大きめで12〜12.5インチ(約30〜32cm)前後 |
ポジションがまだ決まっていないなら、内野用グローブ(28〜29cm/約11〜11.5インチ)を選んでおけばまず間違いない。汎用性が高く、どこを守っても使いやすい。
グローブの選び方フローチャート
メーカー別の価格帯【軟式用・一般】
主要メーカーの実際の価格帯をまとめた。同じメーカーでもシリーズによって大きく違うので、予算と照らし合わせて選んでほしい。
| メーカー | 入門ライン | 中級ライン | 上位ライン | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ミズノ | 8,000〜12,000円 ウィルドライブ等 |
15,000〜25,000円 グローバルエリート |
30,000円〜 ミズノプロ |
取扱店が多く入手しやすい。シリーズ展開が豊富 |
| ZETT(ゼット) | 8,000〜13,000円 ネオステイタス等 |
15,000〜25,000円 プロステイタス |
30,000円〜 プロステイタスSE |
日本製も多く品質が安定。プロステイタスは定番人気 |
| SSK | 9,000〜14,000円 | 16,000〜28,000円 プロエッジ |
30,000円〜 | 軽さとフィット感が特徴。プロ野球選手にも愛用者多数 |
| ローリングス | 10,000〜15,000円 | 18,000〜28,000円 プロエクセル |
32,000円〜 HOHシリーズ |
1887年創業の米国老舗。本場MLB御用達ブランド |
| 久保田スラッガー | 12,000〜18,000円 | 20,000〜35,000円 | 40,000円〜 オーダー |
守備にこだわる人に根強い人気。湯もみ型付けが有名 |
予算別、正直なところ
軽くて扱いやすく、雨でも気にならない。「続くかどうかわからない」という最初の一枚として十分。ミズノやZETTの入門ラインが充実している。
使い込むほど手に馴染んでくる。長く使うつもりなら最初からここを選んだほうがコスパがいい。グローバルエリート・プロステイタスあたりが定番。
買ってから「型付け」をして自分だけのグローブに育てていく。久保田スラッガーやミズノプロが代表格。これが野球道具の沼の入口。
革の種類について
グローブの価格を左右する大きな要因が革の種類だ。簡単に整理しておく。
| 革の種類 | 特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|
| 合成皮革(人工皮革) | 軽くて柔らかく最初から使いやすい。雨に強い。耐久性はやや落ちる | 〜1.5万円 |
| ステアレザー(成牛革) | 天然皮革の中でスタンダード。厚みがあり耐久性が高い。型付けに時間がかかる | 1.5〜3万円 |
| キップレザー(子牛革) | きめ細かく柔らかい。手馴染みが早く軽い。上位ラインに採用されることが多い | 2.5万円〜 |
初心者は革質にこだわりすぎなくてOK。まずは予算とポジションで絞り込んで、試着したときの感覚を優先してほしい。
型付けについて知っておこう
天然皮革のグローブを買ったらそのままでは固くて使いにくいことが多い。そこで必要になるのが「型付け」だ。
型付けの主な方法
- 湯もみ型付け:お湯に浸して革を柔らかくし、ポケットや型を作る方法。久保田スラッガーが有名にした手法。仕上がりが良いが技術が必要
- スチーム型付け:蒸気を当てて柔らかくする方法。スポーツ店でよくやっているサービス。比較的短時間で仕上がる
- 自分でもみほぐす:グローブ用オイルを塗りながら毎日使い込む方法。時間はかかるが最も自然に手に馴染む
中古という選択肢、実際どう?
個人的には中古グローブはかなりアリだと思っている。メルカリやスポーツ店の中古コーナーでは、1〜2万円の予算で天然皮革の一枚が手に入ることも多く、相場よりかなり安く買えるケースも珍しくない。
ただ、正直に言うと向き不向きはある。
中古を買うときの確認ポイント
- ひび割れていないか(特に手首まわりと指の付け根)
- 型が極端に崩れていないか(他人の癖がついた型は直しにくい)
- 縫い目がほつれていないか
- 内側(平裏)が極端に汚れていないか
キャッチャーミット・ファーストミットを選ぶ人へ
ミットはグローブよりも専門性が高く、ポジションが確定してから選ぶのが基本。
キャッチャーミットは丸くて深い形が特徴で、投手の球を受け止めることに特化している。サイズは32〜33インチ(約81〜84cm)が一般的。重量があるので実際に手にはめて確認してほしい。価格帯はグローブより若干高めで、軟式用で15,000〜40,000円程度が目安。
ファーストミットは縦長で内野からの送球を捕りやすい形状。サイズは12〜12.5インチ(約30〜32cm)前後が多い。一塁を守るなら専用ミットを使うほうが圧倒的に捕りやすくなる。
まとめ
グローブ選びで迷ったら、まずポジションと予算を決めてしまえばあとは絞り込むだけ。サイズはcmとインチ両方で確認しておくと混乱しない。革質は参考程度に、実際に試着して手に合うかを優先してほしい。
型付けが心配なら購入時に店舗でやってもらう手もある。中古も相場より安く天然皮革が手に入ることが多いので、抵抗がなければ選択肢に入れてみてほしい。
道具から入るのが、野球を好きになる一番の近道だと思う。
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